私たちについて– about us –

タクティールJAPANは、正しい歴史と科学的根拠に基づいた教育を提供し、ここでしか学べない洗練された技術を習得できる法人です。

正しい歴史、教育、技術

タクティールJAPANは、正しい歴史と科学的根拠に基づいた教育を提供し、ここでしか学べない洗練された技術を習得できる法人です。


タクティールJAPANでは、スウェーデンから日本へのタクティールケア導入にあたり、多大なご尽力を賜りました方々をご紹介しております。

スウェーデンとの懸け橋となり、日本でのタクティールが歩んだ軌跡

西野 弘(にしの・ひろし)

「マト(円環)と、暖かく迎える」——デンマークの International Peoples College でホスピスを訪ねた折に出会ったこの言葉が、私のキャリアを貫く灯となった。早稲田大学在学中の留学経験に続き、デンマーク及びスウェーデン・ヨーテボリ大学でも卒業研究を行い、北欧に根付く“人間中心”の福祉思想を肌で学んだ。帰国後、民間企業を経て 1991 年に株式会社プロシードを創業し、組織のオペレーションマネジメント「技術と人間の幸福の両立」を模索してきた。政府や自治体の委員も多く勤め社会政策提言と思索の実行に寄与してきた。

北欧モデル導入への挑戦

多くの日本人医療・介護関係者がスウェーデン視察に赴きながら、具体的プロジェクト導入に結び付かない現状に私は疑問を抱いていた。そうした折、シルヴィア王妃が認知症ケアを推進する財団を設立したことを知る。私は政府系雇用支援企業 Samhall(従業員 26,000 名のうち 20,000 名が障がい者)に携わっていたルートを生かし、同財団と日本での緩和ケア教育に向けた交渉を開始。王室・政府双方の承認を要するため協議は 2 年に及んだが、その過程でタクティールケアという触圧刺激法にも出会い、緩和ケアーの教育プログラムと共に日本導入を決意した。契約の成立時には首相官邸にてそのお祝いの会が催された。

株式会社スウェーデン福祉研究所の設立と事業展開

2005 年、スウェーデン大使館の紹介でグスタフ・ストランデル氏と協働し、株式会社スウェーデン福祉研究所を設立。フランチャイズ方式で地域センターを展開する仕組みを私が提案し、認知症ケアの裾野を広げた。2007 年には来日したシルヴィア王妃を迎え、六本木ヒルズ最上階でセミナーを開催。「認知症は社会の病」であり、患者のみならず地域全体が関与せざるを得ない——この考えを軸に、高齢化社会の課題解決をめざすプラットフォームとして歩み始めたのである。

多層的な実践と教育

現在は、AI 時代の人間価値創造を探究する株式会社ヒューマンインテリジェントイニシアティブ代表取締役社長として、企業・自治体・アカデミアを横断したプロジェクトを推進。さらに富山大学教養教育院・筑波大学大学院の非常勤講師として〈学び〉の現場にも立ち、「ウェルビーイングを起点とした社会設計」を次世代に継承している。

世界が急変し孤立と不安が増す今こそ、経済効率ではなく“人間性”に根ざした社会システムが求められる。教育・労働・福祉・医療のあらゆる領域でウェルビーイングを中心に据え、多様な人々と「マト」を築き、「暖かく迎える」未来を共創したい——それが私の変わらぬ原動力である。

タクティールケアは、人が心地よく意味ある暮らしを送るための「ウェルビーイング(心と体と社会的満足感の実現)」に貢献することが期待されている。タクティールジャパンのますますの発展に向けて、微力ながら協力していきたい。

西野 弘  相談役

[ 役 職]
・筑波大学名誉教授
・AceFL副理事長
・DBIC共同設立者

1956年、神奈川県生まれ。
早稲田大学商学部在学中に、スウェーデン・デンマークへ留学、卒業後、1979年全日本空輸入社。
1991年プロジェクトを設立し、2017年代表取締役を退任。政府の審議会委員として政教、被害者支援、教育者教育のICT化などに多く携わっている。
他に、H3I女性起業家塾、NPO法人SiME日本理事。
インターポール・グローバルバイヤーの現場審査委員会委員。
福田明医師では神経生理学のプロフェッショナル審議員、スウェーデン国有企業Samhall社日本代表。
社会スウェーデンケア研究所理事などを務めている。

タクティールケアの歴史と
タクティールJAPANの歩み

スウェーデンでタクティールケアが誕生。医療・福祉現場で導入され始める。
高齢者や終末期ケア、ホスピスなど多様な分野で実践が拡大。
オキシトシンの効果にも注目が集まる。
西野弘氏、(財)シルヴィアホームと交渉を開始、契約を締結。
グスタフ・ストランデル氏と共に株式会社スウェーデン福祉研究所を設立。
シルヴィアホームへ日本人インストラクター養成研修に派遣。
スウェーデン大使館にて記者発表、正式に事業スタート。
西野弘氏、国賓シルヴィア王妃陛下来日記念レセプションを六本木ヒルズにて主催。
科学的研究が進み、国際的にもその有効性が認知され始める。
西野弘氏、認知症問題を考える「Dementia Forum X」を東京で開催。
株式会社スウェーデン福祉研究所沖縄久留米中核研修センター設立。
奥田典子が福岡での活動を開始。福岡県久留米市に拠点を置く。
株式会社スウェーデン福祉研究所福岡中核研修センター設立。
福岡県太宰府市に研修センターと施術サロンを併設した施設を開設。
株式会社スウェーデン福祉研究所 五味会長と商標権使用契約を締結し、
団体名を「タクティールJAPAN」に変更。
NPO法人「タクティールケア」を設立。
一般社団法人「タクティールJAPAN」を設立。

(王室財団)シルヴィアホームとの関係について

株式会社日本スウェーデン福祉研究所(JSCI)が2006年に締結した王室財団シルヴィアホームとの契約は、2020年ももって終了しております。これに伴い、日本における関連法人は存在しておりません。現在は、歴史的事実として紹介する場合を除き、「シルヴィアホーム」の名称を使用することはできません。

Relationship with the Royal Foundation Silviahemmet

The contract between the Japan-Sweden Care Institute, Inc. (JSCI) and the Royal Foundation Silviahemmet, which was concluded in 2006, officially ended in 2020. As a result, there are no longer any affiliated corporations in Japan. At present, the name “Silviahemmet” may not be used, except as a historical reference.

タクティールの商標権について

タクティールの商標権に関しては、2023年1月31日付で、株式会社日本スウェーデン福祉研究所の五味会長の強いご意向のもと、「商標権の使用・テキストの使用・認定の許可を受けること」および「第三者への譲渡を行わないこと」について、弁護士を通じて正式に契約を締結しております。当時の同研究所の顧問弁護士にも契約書の内容をご確認いただき、承認を得ております。

Regarding the Trademark Rights of “Taktil”

Regarding the trademark rights of “Taktil,” a formal agreement was executed on January 31, 2023, pursuant to the strong intent of Chairman Gomi of Nihon‑Sweden Welfare Research Institute Co., Ltd. Through legal counsel, the agreement grants permission for the use of the trademark, associated text, and certification, and explicitly prohibits the transfer of these rights to any third party. The contract has been reviewed and approved by the institute’s legal advisor at that time.

タクティールJAPANは、スウェーデン発祥の“触れるケア”を通して、人と人のつながりを大切にする活動を行っています

〒818-0121
福岡県福岡市太宰府市青山2丁目25-3
TEL:092-985-8501

FAX:092-985-6895

一般社団法人タクティールJAPAN